ナレーションを宅録するなら、マイクやオーディオインターフェイスと同じくらい大切なのが「ソフトウェア」です。録音用のDAWからノイズ処理、仕上げの編集まで、
目的に合ったツールをそろえることで作品のクオリティは大きく変わります。

ナレーション録音って、どんなソフトを使えばいいの?



録音から編集、ノイズ処理まで段階に応じたツールがありますよ。初心者向けからプロ仕様まで整理しました
- 宅録ナレーターに必要なソフトの種類
- 初心者でも扱いやすい無料&低価格ツール
- プロ向け定番ソフトの概要
宅録ナレーターに必要なソフトの種類
宅録ナレーションでは、主に以下のソフトを使います。
- 録音ソフト(DAW):声を収録するための基本ツール
- 編集ソフト:不要部分のカットや整音に使用
- ノイズ処理ソフト:環境ノイズや雑音を除去
- 仕上げ用プラグイン:EQやコンプレッサーで音質を整える
初心者はまず「録音+簡単な編集」ができればOK。
案件を受けるようになったら「ノイズ処理」や「プラグイン」を導入すると安心です。
初心者におすすめのソフト
Audacity(無料)
シンプルで軽量な録音・編集ソフト。
カットやノーマライズなど基本操作が直感的で、初めて宅録をする人でも迷わず使えます。
👉 おすすめの人:できるだけコストをかけずに始めたい人
Studio One Prime(無料)
本格的なDAWの無料版。
マルチトラック録音が可能で、BGMや効果音を合わせたナレーション案件にも対応できます。
👉 おすすめの人:無料で案件対応まで視野に入れたい人
Reaper(有料/安価)
フル機能のDAWながら$60程度で購入可能。
軽快に動作し、機能拡張も豊富。案件を安定して受けたい人にコスパ抜群の選択肢です。
👉 おすすめの人:有料でも良いから、長く使える環境を整えたい人
ノイズ処理におすすめのソフト
iZotope RX Elements(有料/セール狙い)
ナレーション業界の定番ノイズ処理ソフト。
ホワイトノイズやリップノイズなどをワンクリックで除去でき、セール時は安価に入手できます。
👉 おすすめの人:案件納品でノイズをしっかり処理したい人
Waves NS1(有料)
フェーダーを上下するだけで自動的にノイズを減らしてくれるシンプルなツール。
初心者でもすぐに使いこなせます。
👉 おすすめの人:簡単に環境ノイズを減らしたい人
上級者向けソフト(定番DAW)
Pro Tools
業界標準のDAW。映画や放送業界でも採用され、プロスタジオのほとんどに導入されています。
宅録ナレーションだけならオーバースペックですが、業界と同じ環境で作業したい人に最適です。
オーディオ編集は抜群にしやすいです。
Cubase
作曲ソフトとして有名ですが、編集機能も豊富でナレーション収録にも十分対応可能。
特に音楽制作も並行したい人に人気があります。
日本でのシェアが多く、困った時は情報がすぐ手に入るので便利です。
Studio One(有料版)
直感的な操作感が特徴。
無料版で操作に慣れたらこちらに移行するという方は多いです。
ナレーションから音楽制作まで幅広く対応可能。
補足:Adobe Audition
Adobe製品を使うナレーターの間で人気のあるソフト。
波形編集やノイズ処理がわかりやすく、Premiere Proなど動画編集ソフトとの連携もスムーズです。
ただしサブスク制のため、長期的なコストはやや高めです。
まとめ
- 宅録ナレーターに必要なのは「録音・編集・ノイズ処理」の3本柱
- 初心者は無料ソフトで十分スタート可能
- 案件を受けるならノイズ処理や有料ソフトを導入すると安心
- プロ志向の人は業界定番DAWを選べば間違いなし
まずは自分のレベルに合わせて導入し、少しずつステップアップしていきましょう。
👉 録音環境自体を整えたい方は、防音・吸音グッズの紹介記事 も参考にしてみてください。